ちょっとした工夫2~広島の建築設計ブログ

広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

前回から「安心・安全」をキーワードにブログを書いています。

今回は玄関框。

私の場合は、高さ20cmを基本にしています。
マンションなどは5cmや3cmが多いので、高めと思えるかもしれませんが、20cmは20cmなりの理由があります。

それは水切り金物を中途半端に床に埋もらせず、適切に機能させるため。

まず20cmの場合の玄関框と外部の水切り金物との関係です。

かんくう建築デザインかんくう建築デザイン

20cm以下だとどうしても床に埋もれてしまい、床下や壁通気の妨げになり、見た目もよくありません。

ですので、20cmを基本としているのですが、玄関を深く取れる場合は、段差を設けて1段の高さを低くしています。

かんくう建築デザインかんくう建築デザイン

昔でいう、式台、のイメージですね。

その時その時でベストorベターな家は何か?という感じで考えるのですが、玄関を広く取れれば、玄関内に段差を設けるというのは、一つの形だと思っています。

ちょっとした工夫1~広島の建築設計ブログ~

広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

我が設計事務所への依頼者ですが、定年退職された方やその前の方の比率が、なぜか多いです。

働いておられるときは転勤族であったり、都市部で働いておられてて退職後は広島に帰ってくる、など様々ですが、そのような方の家を設計するポイントとして、安全というキーワードで考えることが多いです。

そんなちょっとした工夫をブログで取り上げたいと思います。

今回は階段です。

かんくう建築デザインかんくう建築デザイン

一般的な階段ですが、奥のほうがぐるっと180度曲がっています。

よくある階段ですが、注目は手すり。

まず回り階段の外側にあるのがポイントです。

回る時に無意識に広い踏板の部分を歩くようにしています。

そしてもう一つは右にあるか、左にあるか。

階段で転んだ!ということがあるかもしれません。

そういう場合危険なのは、落ちてしまうこと。

そういう危険性を少しでもなくすために、下りる方から見て、手すりを右側につけて右手で掴めるようにしています。

間取りの関係でなかなか難しい時もありますが、ちょっとした安全への配慮です。