2024年記事一覧
ちょっとした工夫2~広島の建築設計ブログ
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
前回から「安心・安全」をキーワードにブログを書いています。
今回は玄関框。
私の場合は、高さ20cmを基本にしています。
マンションなどは5cmや3cmが多いので、高めと思えるかもしれませんが、20cmは20cmなりの理由があります。
それは水切り金物を中途半端に床に埋もらせず、適切に機能させるため。
まず20cmの場合の玄関框と外部の水切り金物との関係です。
20cm以下だとどうしても床に埋もれてしまい、床下や壁通気の妨げになり、見た目もよくありません。
ですので、20cmを基本としているのですが、玄関を深く取れる場合は、段差を設けて1段の高さを低くしています。
昔でいう、式台、のイメージですね。
その時その時でベストorベターな家は何か?という感じで考えるのですが、玄関を広く取れれば、玄関内に段差を設けるというのは、一つの形だと思っています。
ちょっとした工夫1~広島の建築設計ブログ~
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
我が設計事務所への依頼者ですが、定年退職された方やその前の方の比率が、なぜか多いです。
働いておられるときは転勤族であったり、都市部で働いておられてて退職後は広島に帰ってくる、など様々ですが、そのような方の家を設計するポイントとして、安全というキーワードで考えることが多いです。
そんなちょっとした工夫をブログで取り上げたいと思います。
今回は階段です。
一般的な階段ですが、奥のほうがぐるっと180度曲がっています。
よくある階段ですが、注目は手すり。
まず回り階段の外側にあるのがポイントです。
回る時に無意識に広い踏板の部分を歩くようにしています。
そしてもう一つは右にあるか、左にあるか。
階段で転んだ!ということがあるかもしれません。
そういう場合危険なのは、落ちてしまうこと。
そういう危険性を少しでもなくすために、下りる方から見て、手すりを右側につけて右手で掴めるようにしています。
間取りの関係でなかなか難しい時もありますが、ちょっとした安全への配慮です。