土砂災害と開発~広島の建築設計ブログ~
投稿日:2021.07.15
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
連日流れている熱海の土石流のニュースですが、一番驚いたのが、開発の規制についてなんです。
私が携わるのは、住宅地など人が住んでいる所での開発関係で、例えば2m以上の盛り土をしたりする時は許可が必要となる事を知っています。
その時には土留めの擁壁だけでなく排水計画もしっかりと計画して申請し、図面のチェックの後は現場での完了検査があります。
このような流れと厳しさを知っている分、人里離れた所での開発はここまで緩かったのか、と驚いています。
しかも様々な産業廃棄物も一緒に埋めているとのニュース。
建物の解体時、木材や金属類、瓦など様々な物が出ますが、産業廃棄物管理票というのがあり、何をどこへ、いくらの量の処分を依頼した、という感じで管理されています。
元々は今回のような事が起きないようにするための産業廃棄物管理票だったはずなのですが、それすら無視する業者がいる、というのも驚きです。
それ以上に、そもそもあんな所に埋めると、水をせき止めるダムみたいな状態になって、大雨の時に流れてしまう事を想像できなかったのでしょうか。
土石流の種類の違いはありますが、土砂災害が多い広島で生活していると、とても敏感になっている自分がいます。
かんくう建築デザイン
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