優しい家1~広島の建築設計ブログ~
投稿日:2021.10.05
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
最近、福祉的配慮をした新築やリフォームのご依頼が増えてきている気がします。
かんくう建築デザインに依頼して頂く方の年齢層が高めなのか、はたまた偶然なのかは分かりませんが「90歳や100歳になっても安心して暮らせる家を」という内容のご依頼が増えてきているのは確かです。
このようなコンセプトのもと福祉的に配慮したパーツと言いますか、部分的なものをシリーズで紹介させて頂きたいと思います。
まずは外部のスロープ。
出来る限り緩やかにしたいのですが、緩やかにすればするほど距離が長くなってしまいます。
又どうしても敷地や間取りなどの制限がありますので、勾配については1/12~1/18で考えるようにしています。
ちなみに1/12は「12いって1上がる」という意味ですが、簡単に言いますと「120cmいって10cm上がる」という事になります。
1/12勾配だと車いすの方は介助者の方に押してもらいながらスロープを上がっていく形になりますし、下るときの危険性も軽減できます。
もっと緩い1/18勾配だと自分自身で車いすの車輪を回しながら上がっていく事が可能、とされていますが、けっこう長いスロープになってしまいますので、その場合は昇降機の方が現実的な気がします。
広島市内では現実的に広い敷地というのも難しく、それに伴って外部のスロープもなかなか難しい所ではありますが、いざとなった時の対応は考えておいた方がいいと思います。
かんくう建築デザイン
「お客様に心から喜んでいただける家をつくりたい」と願う
広島の建築設計事務所です
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