優しい家3~広島の建築設計ブログ~
投稿日:2021.11.01
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は玄関框のお話です。
木造住宅では一般的に地面から基礎を40cm立ち上げるため、1階の床と外部の地面とはどうしても60cm近く段差が出来てしまいます。
それと日本人は靴を脱いで家に上がる生活のため、砂や泥が家に入らないように、多少なりとも段差を設けるのが一般的です。
結果的に外の地面と1階床とでは、階段で考えると3段ないし4段の段差が付いてしまいます。
ちなみに私は一段を15cm程度に抑えているため、4段ほど設けています。
外部は階段やスロープで対応するとして、玄関の段差はどうするのか。
これは状況によって変えています。
車いす対応として簡易型スロープを設けたり、垂直に上がる電動昇降機を設けたりしています。
その他、ご高齢の方や将来対応として、ベンチを設ける事も多いです。
役割は腰掛けて靴ひもを結んだり、体の向きを変えるのを楽にしたり。
そのベンチも無垢の1枚板で作ったり、ベンチを箱型にして靴をメンテする道具を入れることが出来るようにしたりと、いろいろと工夫することが出来ます。
またベンチだけでなく、手摺も丸い手摺ではなく、カウンターにして飾り棚を兼ねたり。
工夫次第でいろいろ出来るのも玄関の面白さですね。
かんくう建築デザイン
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