10.無理せずコストダウン
では、新たに提案している家造りの仕組みはどうなるでしょう。
大工集団といっても工務店ですから、家の品質を保証するための費用や工事の保険費用、もちろん事務的な経費もかかります。この辺りは一般的な施工業者と何ら変わりないのですが、違うのは全員が大工であるため、原価である
2,000万の中に、自分達の給料も入っているということです。
そうなると、2,000万以外に必要となるのは、品質保証や保険費用、事務的経費、そして次に繋がる若い大工を育てる費用などです。その金額は合計すると、ざっと0.7割(7%)。
大工集団の工務店経費は0.7割なので
2,000万×1.07=2,140万となります。
いかがでしょうか?一般的な施工業者にお願いするよりも260万~660万工事費を落とすことができます。
ここで一番お伝えしたいことは、無理をせず合理的にコストダウンが出来ていること。
そして何よりも、誰も悲しませることなくコストダウンが可能になったことです。
それだけではありません。
職人さんに仕事のやりがいや、やる気をおこさせ、若い職人さんも育てる事が出来るようになりました。これはお客さんにとっても大きなメリットなのではないでしょうか。