可部の家1

広島の建築設計事務所かんくう建築デザインのお客様の声可部の家1

夫がネットで「かんくう」を見つけ、私に見せたとき、身体に優しい自然素材を使った家造りというコンセプトが気に入りました。実は昔ながらの土壁の家が欲しかったのですが、それは値段的に無理・・・。

いままでの反省を元に、家の中の動きが把握できるように、私が主に居るであろう居間兼台所を中心にすべての部屋が隣接するような設計にしてもらいました。背比べができるように真壁にして柱は見えるようにしてもらい、夏も快適に過ごせるように畳の部屋も多くとりました。ごろりと横になっても、汗を吸い取り、適度なクッション性も兼ね備えています。夫は靴を脱がなくても人が気軽に入れるように土間が欲しいと言い、私は庭に居ても休める場所をと濡縁を希望しました。それぞれが、昔自分が育った家の良さを思い出しながら好き好きに希望を述べていきました。

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黒田さんは頭を痛めながら(?)素敵な家を設計してくれました。設計図で想像した家よりも実際に完成した家の見事さ。柱の色や、梁、壁、障子の風合い、どれをとってみても完璧でした。新築なのに古民家。

安く上げるためだったのですが、「外から見たら集会所・・・」と初めて訪れた友人が言っていました。その落差がいいのかも・・・。

ロフトは黒田さんが提案してくれたのですが、孫たちの隠れ場所兼遊び場となり、少しひやひやしながら眺めています・・・。訪れた方々は、「落ち着くね」と言ってくれます。

私は喫茶店でコーヒーを飲みながら友人と語り合うくらいなら我が家でコーヒーを飲もうと誘っています。

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住んで快適なこと

その①
湿気がないこと。珪藻土の壁や畳、木、障子、ふすま等が湿気を吸い取ってくれます。そういえば、壁紙を貼っている寝室は結露が生じます。
その②
冬でも暖気が逃げにくいこと。ペアガラスと壁に入れている断熱材のグラスウールのお陰で、夕方帰宅してもそれほど家が冷えていません。夏は、それほど暑く感じず、戸を開け放すと日にも依りますがすぐに過ごしやすくなります。
その③
ほんとに落ち着きます。一度来て見てください。
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住んで気になること

その①
押入れが少なかったこと。そのためロフトを作ってはもらったのですが・・・。
その②
壁は木の板をはめ込んでいるのですが、引き戸を開けるとき少し力が入ると柱に戸が当たり、『コーン』と響きます。土壁なら出ない音だろうなと思ってしまいます。
その③
台所の水道の蛇口が壁面から出ているのですが、水を出すと隣接の和室に響き、洗いものをするのに気兼ねすることがあること。大工さんが「水道が流し台から出ているものにすると音が小さくなりますよ」といっていました。改装時(いつになることやら)に考えましょう。
その④
音楽の音を出すことがあり、少し近所のことを考えることがあります。防音も考慮に入れておけば良かったかな?とはいえ、隣接する家は離れているんでいいかな・・・・・・